はじめに
私、ときどき外出して作業をすることがあります。
ノートパソコンを持って行って作業をしますが、思うことがあるのです。
家で使っているキーボードで文章を打ちたいなぁ…。
そこで、ノートパソコンに普段使っているキーボードを接続して使おうとしました。
ですが、使うにあたり都合の悪い点が出てきてしまいました。
それを解消するためには「キーボードブリッジ」というものを使うのが最も良い解決策です。
今日はそんなキーボードブリッジを自作しましたので、参考にしていただけましたら嬉しいです。
キーボードブリッジとは何ですか?
キーボードブリッジとは、簡単にいうと「ノートパソコンのキーボードの上にキーボードを置けるようにする板」です。
普通にノートパソコンのキーボードの上に別のキーボードを置いてしまうと、ノートパソコンのキーボードのキーが押されてしまいます。
それを防ぐために便利なのがキーボードブリッジです。
キーボードブリッジでノートパソコンのキーボードのキーが押されないようするために必要です。
まさに縁の下の力持ちといったところでしょうか。
ただキーボードを接続するだけではダメな理由
そんなの使わなくてもテーブルに置けばいいんじゃないの?
そんな声が聞こえてくると思います。
それですと机のスペースを縦に取ってしまいます。
外付けのマウスなどを持っていくのであれば良いのですが、今回はノートパソコンのトラックパッドを使いたいのです。
またノートパソコンのトラックパッドにすぐに触れるようにするために、尊師スタイルを採用したいのです。
だから、今回はキーボードブリッジが必要なのです。
尊師スタイルとは何ですか?
尊師スタイルとは、アメリカ出身のプログラマであるリチャード・ストールマン氏が好んでいたノートパソコンと外付けキーボードの配置スタイルのことをいいます。
ストールマン氏が一部で「尊師」と言われていたことから、この設置スタイルを「尊師スタイル」と呼ぶようになりました。
尊師スタイルで画像検索するとわかると思うのですが、尊師スタイルですとキーボードとトラックパッドの距離が近くなります。
つまり、キーボードから手をあまり動かさずにトラックパッドに触れるという大きメリットを受けられるのです。
そのためには外付けキーボードをノートパソコンのキーボードの上に乗せる必要があります。
なのでキーボードブリッジが必要なのです。
キーボードブリッジが売ってない!
ですが、ここで二つの大きな問題に直面します。
結構値が張る
思ったよりも高いです。
時期にもよりますが、4,000~6,000円くらいします。
この値段の理由として考えられるのは二つあります。
一つ目は使用用途的にニッチであり、生産数が限られていること。
二つ目はノートパソコンのキーボードを押さないように綿密に設計されている手間賃が発生していることでしょうか。
売り切れ続出で手に入らない(2023年8月末時点)
でも作業環境を便利にするための投資だとして、思い切って買う決意をしたとしましょう。
ですが売ってない!
なぜか軒並み売り切れなのです。
買うチャンスが無ければ、快適な作業環境を実現することができません…。
そうだ、自作しよう。
じゃあどうするのか? ここで一つのアイディアが降ってきました。
そうだ、自作しよう…
手頃なアクリル板とクッションのゴムを買って貼れば良い。
見た目は悪いけど作業環境が実現できればそれでいい!
そう思った私はダイソーさんへ走りました。
身近なお友達(と勝手に思っている)ダイソーさんへ
長い間、前職の総務時代に解決したい問題を解決してもらうためにダイソーさんへ足繁く通っていました。
なのでダイソーさんは身近なお友達でもあります(と勝手に思っています)。
下調べにて、アクリル板とアクリルカッター(アクリル板を切る専用のカッター)が売っていることは分かっていました。
大きめのダイソーさんに行ったのですが、アクリル板が売ってない!
取り扱ってないのかなと思ったのですが、実は買いに出掛けた日が8月31日。
夏休み最終盤ということもあり、自由研究で使うなどで売れてしまった可能性が非常に高いです。
仕方ないので、代用できるものを探しました。
あれでもない、これでもない…いや、これ、使える…。
というわけで買ってきました。
木の板とクッションゴムです。
お値段二つ合わせて税込220円。
節のないきれいな板が手に入りました。
早速クッションゴムを貼っていきます。
隅4ヶ所に貼っていきます。
できました。
意外と様になっています。
早速出番が来ましたので、使ってみました。
使い心地や改良点はありますか?
というわけで使ってみました。
使ってみた正直な感想としては、
ちょっと違和感ある…。
具体的には、キーボードがほんのちょっと低く感じます。
おそらく自作のキーボードブリッジのクッションゴムが若干低いのが理由だと思います。
ミリ単位の違いだと思うですが、これが結構大きい。
画像にはありませんが持ってきた分割式のパームレスト(手首置き)の高さの問題もあると思います。
キーボードが高いか、分割式パームレストが低ければ完璧でした。
ちょっとクッションゴムの部分の高さを出せば解決だと思いますので、研究してみます。
あと、端的に言えばただの木の板です。
木くずが出る可能性もあるので、削れやすい角の部分をうまく加工したいです。
角を保護するやつをつけるのが最も簡単ですが、サイズがぴったり合うものが見つかるのかもわからないので、この問題は放置すると思います。
木くず?そんなものは出ない。OK?
この精神でいきます。
さいごに
出来は完璧とはならなかったものの、材料費税込220円でキーボードブリッジを自作できたのは満足しています。
ご覧のみなさまも、興味がありましたらキーボードブリッジの自作と尊師スタイルへの挑戦をしてみてください。
また「こういった配置スタイルや使用スタイル、いいですよ」といった情報もお待ちしております。